現在の幼児音楽教育に関して |
幼児音楽の体系 |
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現在の幼児教育では『表現』という領域の中での『音楽リズム表現』と言うことになりますが、生活発表会、お遊技会では『うた』『お遊技』『オペレッタ』『器楽合奏』が、
運動会では『お遊技』『マスゲーム』『マーチングバンド(鼓笛隊)』等が一般的な実践の形態として、現在の幼児教育に定着しています。
他にも体育発表的な物を背景の音楽に合わせる表現やリトミックそのものの発表も見受けられますが、かなりの多くが、日常の音楽教育とこれらの行事における表現が別のカリキュラムとして分離
されているわけではなく一連のものとして、行事の表現発表のための練習も細分化されて、音楽教育の年間のカリキュラムの一部として取り組まれているようです。ですから、マーチングも器楽合奏も一時的発表の為の特別な「表現」ではなく、年間の主要な音楽教育として、しっかりと取り組まなければなりません。 |
『CD鼓隊』とは? |
主にマーチングバンドで使用する鼓隊群(中太鼓も含める)を、CDによる音楽に合わせてリズム合奏をする形態の事を言いますが、歴史も古く初期の頃から約60年強の年月を経ています。
リズム合奏だけなので、板付き演奏などではさらに速度、音量などの自由度が増す為、よりダイナミックでエキサイティングな表現が可能で、導入しやすく、集中させやすい、
最も幼児教育期に適した音楽表現と言えるでしょう。 |
これからの幼児音楽、器楽分野での指導について |
音楽リズム教育に関しては、その内容のすべてが楽しく、子供達皆が明るく取り組むことができる物であるべきです、それらを基礎として、自信と自己実現に繋がる感動的な表現こそ、音楽リズムの役割だと考えます、現代の関わりの薄くなった社会の中で音楽リズムこそ積極的な社会との関わりの指命を果たせる分野の一つでもあるのです。
当サイトでは自然に幼児に伝え、豊かな環境の一環と成れ、さらにやる気を育てる様な、本来の幼児教育の方向性を逸脱しない事に重点をおいて研究実践してきた、実際の教材と指導法を紹介しています。
幼児期の心身の発達に重要なのは、鍛えることよりはむしろ、良いこと、悪いこと、喜び、悲しみ、感動などをそのものとして感じ、理解し、人としてのコミュニケーションの力を喜びをもって育むこと、感受性を育むことです。
ですから、原則的に技術を鍛え上げるのは体格の完成する思春期以後でも十分間に合いますから、楽しく、感じること、感動すること、反応出来ること、等が中心です。
ですから、指導においても必要なのは、解りやすいこと、感動出来ること、集中出来ること、です。
どうすればよいのか、みんながわかる
どこがちがっていたのか、みつけられる
表現する喜びをみんなでわかちあえる
こんな考え方のもとに、約20数年研究して、リズム絵譜を磨きあげてきました(特許庁許諾 意匠登録 第1300195号)さらに楽しく感動的な音楽リズムを目指していきたいと考えています。 |
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